2004年2月1日 05:30
農林水産省が2004年1月30日に発表した2003年産米のカドミウム含有調査結果では,実に9県が流通させられないレベルで引っかかったそうです.そしてその中には三重県も含まれていました.
県外に出るとよくわかるのですが,三重県のお米はレベルの高い米として認識されています.そして県外で食事をするとつらいくらいによくわかるのですが,三重のコシヒカリはおいしいです.単においしいといってるだけでは地元びいきのような感じですが,おいしさを考慮しないで客観的に見ると,コシヒカリを使っている飲食店や家が非常に多いです.
のんびりした県民性は三重県の有名なところですが,品質管理ものんびりしているのでしょうか.
鈴鹿市では数年前にコシヒカリの格付けが落とされたことがありました.コシヒカリ以外の米の混入率が高かったからですが,市全体としては大きな損失だったと思います.事実関係はわかりませんが,聞くところによると,みんなが持ち寄った米をほとんどチェックなしでサイロに入れているので,不安に思う人も多かったとか.
人的ミスというのは起こるものですが,大切なことはミスが起こる機会をいかに摘む体系を作るかということだと常々考えているのですが,こういうことはどういうところがどうやって手を打っているのだろうと疑問に思います.
もしカドミウムの原因が水なら,地域の河川だけでなく遠くからの用水まで絡むので,複雑だなと思ってみたり.
http://www.maff.go.jp/cd/
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20040130press_8.htm
http://www.maff.go.jp/www/press/cont/20040130press_8b.pdf
Last Modified: December 17, 2005
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