#14 参院選直前迷惑アンケート&川岸鈴鹿市長のテレビ映りと退職金 |
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2004年7月9日 00:49
参院選直前で,各候補者に対し(迷惑そうな?)公開アンケートがたくさん出てきています.津田さんあまり答えない,芝さんごくまれに答えるのもある,中野さん積極的に答える...津田さんと芝さんはどっこいのような雰囲気ですね.しかし本当に忙しいこの時期に迷惑そうなアンケートだと思います.出題者は回答に対してひとつずつ所見を述べるとかしてくれないと,出題者側の視点がわかりにくいですね.大抵団体がやろうとしているアンケートなんてはじめに答えありきみたいなところがありますから,結果が出ていても誘導しようとしている答えが何なのかを一般人がそれぞれ考えてみないと危険です.基本的に選挙時に表に出てくる情報なんて,本当くだらないものばかりな気がします.普段は一体何を考えてるのだろう?と不思議になる国民総評論家シーズンの到来です.
先日,川岸市長がCNSに出ていました.低いいすに座らされていたこともあって非常に姿勢が悪いのが気になりました.話を聞いていると,...なんだかこの人,いつから役人になっていたのかな?って考えさせられました.市長以外の人間がやるべき仕事だったんじゃないのかなぁという漠然とした印象がいつまでも心に残ります.市長の退職金は1期3500万円.これは同じ規模の自治体の首長と比較すると破格ですが,鈴鹿市が本田技研工業を誘致し,今のところ立ち退きなしで存続させているというその功績からしたら当然かもしれない額です.潜在能力のある市を率いる首長には求められているものが他市とは異なると思うのですが,そのことをどれくらい自覚しているのか疑問です.体力がある市とはいえ,この1年に限定して見回しても,比較的大きな規模の倒産もありましたし,私の身の回りでも経営者の自殺もありました.この首長はどのように時間とお金を使おうとしているのでしょうか.なんだか議会では単に金額を下げようと安易な落としどころを模索しようとしていましたが,自分で退いて場を収めようとするなんてそんなことは雇われた人間が自分のミスに対してとる最も想像力のない責任の取り方だと思うのですが...果たして選ばれた人間がそんなことをするのか?40000超の票が入った投票箱の底にどぶ川が流れているのかどうか,見極めないといけないですね.
3500万円は本人がそれに見合う働きをすれば誰にも後ろめたい思いをすることなく受け取ることが出来る権利です.3500万円あったら何ができるかなぁ...東京の弁理士を使っても200件近く特許出願できますね.これは三重県の出願数の約2割です.しかも三重県は昔からその60%前後が同じ企業が持っているわけで,それを差っぴくととんでもなく大きく勢力図が変わることがわかります.ひょっとしたら三重大学全体で保有する特許数も軽く超えてしまうんじゃないでしょうか?TLOみたいに特許取得に発明者負担を入れてやれば400件,市も絡んで3社で負担すれば600件ですか.すごいですね.市長は1期で辞めた後も退職金の3500万円を使って鈴鹿市の活性化を一気に進めることができるのですね.尊敬できるかもしれないですね.これはもう1期目が終わるのが楽しみですね.はっきりいって市長経験者でこういうことをやってまともに取り合ってもらえるのは,ホンダ出身の川岸氏だけですから.年齢的にも60半ばというのは,バリバリ仕事ができる最後のチャンス?です.20万人にひとりのチャンスで,これからの10年でそれが出来るというのは20万人×10年÷4年(1期)=50万人!川岸氏は50万人にひとりしか持てないチャンスを持っているに等しいのですね.これはもう早く辞めてもらわなきゃ.次もなんて言ってる場合じゃないですね.せめて任期中は時間を惜しむくらいしっかり働いて胸を張って退職金をもらえるようにしていてほしいですね.
Last Modified: December 17, 2005
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