#19 松阪祇園祭から考えさせられる国際都市?鈴鹿 |
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2004年7月18日 08:21
昨日は松坂の祇園祭を楽しんできました.ここ数年どういうわけか友人と一緒に外国人をエスコートするのが習慣になりつつあり,昨日は2人の米国人若者を連れて練り歩いていました.松坂の祭りは外国人が多くいるように思います.出て行きやすい雰囲気があるようにも思います.昨日,特に目に付いたのは外国人の出店があったこと.「500エン,チョーダイ!」,「オイシーヨ!」と,とても楽しい雰囲気で迫ってきて,外国のよい食文化に触れさせてもらいました.ドネルなんとかというトルコ料理とかなんとか.
鈴鹿は国際都市だと宣言しているノボリが白子駅周辺には多くありますが,市民が本当にいろいろ受け入れる状態になっているかと考えると,祭りひとつとってもまだまだのように思いますね.F1の時だけお客さんとして呼んで,それだけというのはなんとももったいない気がします.過去の日本の移民政策の影響もあり,南米からの人たちは多いですが,「全てのNationalityがここにある」というにはまだまだ遠いですし,外国人のビジネスチャンスが豊富にあるように感じるのに,まだまだ生かされていないように思います.
少子高齢化で税収の大幅減が異常なレベルになってきた現在,外国人のエネルギーというのは日本がみすみす逃すべきでないと感じます.
昔,選挙のたびにカナダ人の友人が「俺たちはしっかり納税しているのに,なぜ選挙権がないんだ.おかしい!」と愚痴っていました.しかし,それはあのアメリカでさえも同じような問題はあります.アメリカで会ったガイドの日本人が「グリーンカードを取得して,いつでも米国国籍を取得できるけど,やっぱり踏み切れない.選挙とかは参加できないけど...」という意見も持っていたのを目の当たりにもしました.
潜在的な能力,愛国心,そして不条理な選挙制度.それら全ての狭間に立たされている人がいると考えると心が痛みます.ちょっとした規制緩和で,その全てをポジティブな方向に持っていくことが出来そうにも思うのですが,どのレベルの人たちの決断がいるのでしょうか?
Last Modified: December 17, 2005
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