#42 これまでの否決・不採択・継続審査

2005年1月3日 16:06

議会に提出された議案のほとんどは可決・採択されるようですが，鈴鹿市議会の市議会だよりを見ると，たまにそうでないものもあります．興味本位でいくつか集めてみました．本当に少ないですね．

平成14年12月定例会の第99号否決は非常に思い出深いですね．当サイトを作るきっかけのひとつでもありました．

平成15年12月定例会請願第9号．「水」ですか．．．

平成16年9月定例会請願第2号は件名からするとあいまいだから継続審査になったのかなぁ．

結構，いろいろ勘繰りを入れたくなるのが平成16年3月定例会請願第1号．園舎の耐震補強工事を後回しにしようというやつですね．この件について，いろんな人から話を聞いたときは，県(幼稚園)と市(小中学校)の範囲は違えど，「より小さい子どものために」という私にとっての絶対的な基準のひとつに完全に抵触していたので，単に頭の悪いけしからん話だと思っていましたが，その後の入札の動向をチェックしてみると，どうもよろしくないことが絡んでいたようです．

小中学校の耐震補強が済んだので次は幼稚園にということになるはずだったらしいのですが，小中学校の屋内運動場(体育館)の耐震補強がまだなので，園舎をやめにして工事をするということになってしまったらしいのです．

そしてその学校体育館の入札が6件あったらしいのですが，その全てが予定入札価格の95%ぴったりでの落札という，不自然極まりないものでした．平成16年9月定例会で石田秀三議員が指摘していますが(ちなみに私は共産主義者ではありませんが．．．)，指摘するまでもなくおかしすぎるものです．

そうすると，教育民生常任委員会で議論されたうえでの提案を覆すという異例なことをしてまで利権の確保がされていたということなのでしょうか？前述の「水」の不採択，「合併」の否決というあからさまな議会内のパワーゲームとは全く異質のはずの議案なのに！先日，新潟市の官製談合が公正取引委員会に挙げられたところですが，鈴鹿市も嫌な匂いがしますね．この分野に関しては鈴鹿市は市民に見えるところを変えただけで，結局相変わらずなのですが．

うがった見方をしないまでも，この議案で不採択に回った複数議員，鈴鹿市の担当部署，入札価格を決定したコンサルティング会社，落札業者を含む指名入札参加業者，落札業者の下請業者，といったところで何があったのか非常に気になりますね．

不採択に回った議員は数名わかりますが，人間の質という面で「あぁ，なるほどな」と吐き捨てたくなるようなのも混じっています．でも誰が採択に回ったか，その他の不採択に回った議員が誰なのかということがはっきりわかっていないんですよね．町田市議会のように情報公開を充実させてくれていたら後からでもわかるのですがね．

鈴鹿市の話をするとどろどろしてしまいますからここらで切り上げて，町田市議会の話をしましょう．ここはなかなか素晴らしい．議会の生中継もあるし，過去の映像もアーカイブされていて，そのほかの部分も細部まで憎いほどの心遣いがあります．

http://www.gikai-machida.jp/

さらに独自ドメイン！ここからは議会・行政の独立への尊重を感じます．鈴鹿市と鈴鹿市議会のこのあたりの関係については以前言及しましたね．町田市議会ではそれを実践しているのです．素晴らしい．

ここまで金をかけなくても，CNSとの版権の問題さえクリアしておけば，こんなこと簡単なのに．何のためにCNSに出資してるのだろう？CNSストリーミングもあるのにどうして議会のアーカイブを作らせないんだろう？もういい加減，無能な人間どもに１期2000億円を使わせるのは終わりにしましょうよ．あぁ，結局，鈴鹿に話が戻ってる．．．

本日の記事は書き終わりが21:42．．．正月とはいえだらだら書いてるなぁ．

[会派・議員Webサイト トップページ更新情報]

森川ヤスエ女史のサイト，確かに更新は少なくないのですが，どうも更新されたのがどこなのかわからないのでよく見てみると，どうもこのサイトは動的なコンテンツなのですね．どうりで不自然な時間にも更新がプログラムに確認されるされるわけだ．．．

面白いところ見つけました．

http://mine.mygroup.jp/

個人的にはこういうサービス嫌いだなぁ．．．