#83 鈴鹿市議会一般質問1日目(2005年9月7日)

2005年9月8日 0:18

夕方からの外出等もあって，結局当日掲載は達成できませんでした．悔しい．．．

さて私の無責任なコメントです．

[1] 公明党 伊藤寿一

• アスベスト被害防止対策について

石綿は「いしわた」だとずっと思っていたのだが，「せきめん」とも呼ぶのですね．勉強になりました．

[2] すずか倶楽部 原田勝二

• 平穏な生活環境を守るまちづくり
• 外国人対策総合室の設置について
• 新庁舎移転に伴う残務処理について

迷惑な深夜花火の禁止について，明石市では10万円の罰金がある．
在住外国人への支援の問題に関しては，私の知人達もあらゆる面で尽力しているし，私も子どもたちの教育問題に関わっていこうとしていることもあり興味深く聞かせてもらった．
生活レベルではやはり行政が動いてくれると助かると思う．Suzuka International Centerがあってもだろう．
名古屋にInternational Centerがあるが，その支部的な機能があってもかなり助かるだろう．

それにしてもこの市長答弁はいったいなんなんだろうか？何の意味があったのだろうか？
ビジョンを見せてほしいのにどうしてこんなありがたいとも思える御誂え的な質問への答弁があれで終わってしまえるのだろう？
ネギを背負ったカモを鉄砲を撃って追い払ってしまうような印象を受けた．衝撃的な脱力感だ．
聞き逃しか？と思って何度も答弁ビデオを見直してしまった．時間を損した．これは明確な損失だ．

市長の第1回答弁を聞き唖然としていたところ，山本孝議長の「環境部長！」の掛け声で私の周囲の者が全員ビクッとして魂を取り戻した．やはり個人的に今回の議長は好きですねぇ．

そして原田勝二議員の2回目の質問．聞いていると心苦しいでした．
私の印象では1回目の質問に対して何も答弁をもらっていないに等しいですね．
市職員の皆さんはしっかりと現状を説明してくれました．しかし川岸光男市長からは何が示されたのだろうか．私はこの答弁に対して怒ってもいいんじゃないかと感じました．
しかし落ち着いて抑えた口調で2回目の質問をされました．でもあれは「質問」というべきものではないですね．川岸光男市長に語ってもらえなかったビジョン，ポジティブにものを捕らえられない市側，おもてなしの心を表せない姿勢への不満，そしてお上からのサービス，それぞれにしっかり釘を刺していました．
嫌な事ながら私も鈴鹿市に対してしばしば感じるのですが，「サービスをしてあげている」というあの態度，あれ何とかならないですかね．がんばっている職員もたくさんいるのに残念です．少なくとも議会では見たくないですね．

失礼ながら思いのほか興味深い質問と答弁でしたので，最後までリポートしようと思います．
2回目の質問は13分も継続しました．しかも内容が濃かったです．
そしてその最後には，平穏な生活を守る環境の責任者として環境部長に今後の考え方を問い詰め，「条例の制定を含めて早急に対策を検討する」という具体的な言質をとりました．力技ですね．環境部長も原田勝二議員も大したものです．

市長答弁は1回目の答弁の2分半のみ．後半はもう完全に川岸光男市長無視で進みました．それはそうでしょう．今回の質問(残務処理以外)は私が思うに具体的な諸問題を切り口に，川岸光男市長のビジョンを問うというスケールをいくらでも大きくできる相当自由度の大きなものでした．この絶好の機会に気づかず，最初からみすみす逃して川岸光男市長は何を思ったのか．

原田勝二議員は「本日は質問いたしました点につきまして，大変私の趣旨をご理解いただきまして，私としては満足な御答弁を頂いたとは思いますので，これで質問を終わります」と言い捨て，3回目の答弁を要求せずに切り上げました．原田勝二議員一流の皮肉なのでしょうか．そこから市長がずっと画面に映っていたのですが，周囲がバタバタと片づけして昼飯を急ぐ中で，いらいらするように指を弾きながらも体を全く動かさずに13秒間もじっとしていました．何か感じるものが川岸光男市長にあったのであれば，それは非常に大きい意味を持つ可能性があると思います．どうだろ？

さて，原田勝二議員は2005/9/2には本日の質問内容を氏のWebサイトの掲示板で市民にも公開しています．5日半あってあの答弁はなんなのだろう？作ってもらったものを読むだけなのかもしれないですが，あまりにもお粗末．任期の間は期待するしかないのですから，もう少し楽しませろよ．いや，口が過ぎました．大きすぎる責任に無意識なのかもしれないですが，把握していると感じさせてください．

[3] 市政同志会 中村浩

• 地区市民センターと公民館の一元化

今回の質問はパート3らしいです．
タイトルを見て内容に非常に期待したのでしたが，テーマが変わっただけで収束するところはいつもと同じでしたね．
別に恨みはありませんけど．

それにしても問題は川岸光男市長答弁．時間は2分．しかも質問には全く答えていない．．．
全部字起こししても大して時間がかからないですが，意味もないのでやめときます．
それにしても先ほども書きましたが，「してあげている」というのは感じさせるべきでないですね．
口を開けて餌を待っているだけが市民じゃないんですけどね．
「市民参加」や「協働」というのを「新しい」というところがロートルさを感じさせ，行政自らを省みていないことを印象付けてくれます．私なんかはイライライライラしてしまいますね．

[4] 無所属 杉本信之

• (仮称)消費生活センターについて
• 亀山市のフェロシルトについて
• 中学校ランチサービスについて
• 学校栄養教諭について

フェロシルトが亀山に13万トン．．．お茶屋が土地を肥やすというのは無理が在りすぎですね．
いつも思うんですが，杉本信之議員の質問にはたくさん写真パネルがほしいですね．

[5] 市政同志会 竹口眞睦

• 都市計画道路の基盤整備について
• 白子港のヘドロ浚渫について
• 白子港西側の魚介類の荷揚場の整備

白子-柳線なんてあったのですね．．．

途中で根を詰めてしまうようないい質問があったので疲れましたね．でもそれは心地よい疲れです．

非常に短いながらもあの創造性のない，危機意識のない，責任のない，大局観のない答弁があったので疲れましたね．けったくその悪い疲れです．

台風やハリケーンで心苦しいこと多いですね．皆様，無事でしたでしょうか？私の周囲では何とか無事でした．

昔の悪い仲間がアメリカで起業しているのですが，Hurricane Katrinaについて日本にいる日本人には興味深いメールをよこしてくれたので一部紹介します．

現実の厳しさ，危機意識の高さ，体制の冷たさ．．．考えさせられるものがあります．

時間は有限で，やるべきことだけでもやりきれないほどあるのに，よく無関心でいられるものだ．

自分自信にも突き刺さる言葉だなぁ．．．がんばろう．

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1. 2005/09/05 16:15:04 後藤光雄　ＨＯＭＥ