#86 鈴鹿市議会一般質問3日目(2005年9月9日)の後藤光雄議員 前半
2005年9月11日 1:02
誰が言ったかミツオバトル...なんだそりゃって思うかもしれないですが,過去2回の議会においては質問者・答弁者ともに会期中のトップパフォーマンスを見せていただいたと思います.どういう訳か後藤光雄議員の質問の放つ鋭い光があの川岸光男市長をもキラリと光らせる場面を演出します.演出じゃないはずですが...
[2] すずか倶楽部 後藤光雄議員
- 建築工事へのCM契約導入について
- 安全,安心のまちづくりについて
質問の出だしからいきなり気になることが!
CNSに文句があります.
質問が放送されていますが,休憩時間中に流されていたBGMがずっと流れています.いい加減にしてほしいですね.
小さい音ですが,完全に切ってほしいですね.
さて質問を聞きなおそう.
お!ついにCM契約が議会で扱われた.
でも鈴鹿市は先駆けているわけではありませんので,鈴鹿市民としては恥じるべきことです.
責任放棄のPFIは...私の説明は後にしましょう.
さて質問の1点目.
本年着工された旭が丘小学校(総工費21億円)はPFI導入可能性調査が間に合わないということで結局一括発注方式が取られた.
神戸中学校・平田野中学校の移転新築工事に関してPFI事業検討費として本年度1200万円が計上されているがその進捗状況を知りたいとのこと.
私としてはこの時点で鈴鹿市の迷走あるいは確信犯的なサボタージュを感じるところです.危ないところですね,鈴鹿市は.この危険性って相当高いですよ.
市職員には既知であるべきことなのでしょう,PFI(Public Private Financial Initiative)(2005/09/18修正:: PFIの元の言葉を間違えていました.)の説明はほとんどなしでした.
CM(Construction Management)の説明を簡単にしてくれました.そして事例を挙げて,CMの優位性を説明してくれました.
鈴鹿市PFI導入基本指針
http://www.city.suzuka.mie.jp/gyosei/plan/pfi/
鈴鹿市PFI導入基本指針の「導入の検討の視点」に立ち返ればPFIよりも,CM契約のほうがマッチしているというのが後藤光雄議員の主張です.
そしてグローバルスタンダードのCM契約と,井の中の蛙的(ターキーの見解)一括発注方式の比較説明をしました.
そしてまとめは,神戸・平田野中学校の移転新築工事をこのCM方式で出来ないものかと尋ねていました.後藤光雄議員にしては珍しく静かな終わり方です.
質問開始からここまでわずかに6分.
私は今,「土木VE」について調べています.CM契約や民間型契約が実践される上での重要な要素です.
専門家ではないですが,CMについては理解はしていると思っています.「自惚れている」と言ってもいいかもしれませんが...
そうでなければ言えないのですが,ここまで6分,しかし尋常でない中身の濃さです.
一抹の不安が...いやこれは非常に大きな不安です.あの川岸光男市長やPFIをやいのやいの言っている鈴鹿市職員がどこまでついていっているでしょうか?
この質問の答弁は異様に厄介です.なぜなら意識の低い者が答弁する資格がないような質問だから,それでも答弁しようものなら茶番になることが確実だからです.
怖い踏み絵ですね.
1回目の質問はまだ続きます.時間的には当然のようですが,私的にはCMはこれだけでいいのかな?と思ったのですが,次の質問はその理由として足りうるものでした.
あぁ,CNSのBGMが気になる!イライラしますね!
しかしそんなこと気にしている場合ではありませんでした.
これまでのバックグラウンドから子どもの安全を守る立場を長年続けてきた後藤光雄議員らしく,災害時の情報伝達に関する内容でした.
そしてこれには驚いたのですが,消防署に無理を通して録音してきたサイレンを議場で鳴らし,サイレンの種類を説明したのでした.
とんでもない音量...ですが非常に聞くべき価値があったと思います.我々がいかにサイレンのことを知らないかが非常によくわかりました.
質問中のコメントにもありましたが,「知ってもらう必要性」を痛感しました.
サウンドを伴わないですが,それぞれのサイレンの説明を入れておきます.
警戒宣言のサイレン
45秒鳴り,15秒休み,45秒鳴る,と3回繰り返します.
大雨による河川の洪水に伴う非難サイレン
3秒鳴った後,2秒休み,3秒鳴る,と繰り返されます.
津波警報のサイレン
60秒鳴った後,5秒休み,60秒鳴る,と3回繰り返されます.
国民保護法による武力攻撃が予想される警戒サイレン
このサイレンは電子音で鳴らされますが,鈴鹿市ではまだ導入されていませんので,電子サイレン音がなることはありません.
サウンドファイルが公開されていましたらどなたか教えてください.
1回目の質問は,警報が発令された時の市民への広報・伝達方法についての取組みを聞くことで終わりました.
中身が濃いです.こんな質問が来ると怖いですね.
さて市長答弁を迎えます.
市長はCMをどう捉えているかは,民間出身と言い張る川岸光男市長には非常に重要なところです.民間というか,市場原理をわかっているのであれば,現在の一括発注方式の不完全さや,PFIのチェックポイントが嫌というほど鼻につくはずです.「市長の資質を見せてくれ〜」と心で叫ぶ私.
そして防災.奇しくも9.11に衆院選挙を向かえる日本.ハリケーンや台風による大規模な災害.このタイミングでのこの質問は非常に意味がある.さてどういう答弁で迎え撃つか.
[会派・議員Webサイト トップページ更新情報]
中川氏のサイトが更新されてる?どこが更新されているかわからないし,今は更新してはいけない時期だから更新していないと思うのですが,どうなっているのでしょう.
今日はとある候補者と偶然握手をしました.まったくもう...でも候補者とは全然関係ないですが,会いたい人にようやく会えました.非常に怖い人です.
Last Modified: December 17, 2005
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