#96 鈴鹿市議会一般質問1日目(2005年12月9日)の森しず子議員
2005年12月12日 0:38
トップバッターは誰が呼んだか「鈴鹿のしずちゃん」,森しず子議員でした.
日時
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種別
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順序
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所属会派
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議員名
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タイトル
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質問時間 |
市長答弁時間 |
2005/12/9 |
一般質問 |
1
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公明党 |
森しず子 |
- AED(自動体外式除細動器)の進捗状況と今後の整備計画について
- 鈴鹿市の児童生徒の学力の現状とその取り組み状況について
- 鈴鹿市子ども読書活動推進計画の策定、その後の進捗状況について
- ランチサービスの現状と今後の取り組みについて
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49分48秒
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1分49秒
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市長答弁みじかっ!
完全に消防長と教育長のための露払いですね.
もっとも消防長と教育長の両人は,私から見ても,近しい人から聞いても,なかなか個性豊かで誠実な人だということですし,難しい立場なのに悪くない答弁が出てくることからも,露払いがあってもよい方々ですが...
相撲の露払いは気に入った力士を選ぶことができるんですけどね.
まぁ,毒づくのはこのあたりで押さえにかかります.
AEDですが,これが昔にあったらなぁとつくづく思います.というのも私は友人をひとりプールで亡くしているからです.溺れたのではなく,心臓麻痺でした.残念な思い出です.愛・地球博で3人も助かったそうです.答弁は私の大好きな消防長がされました.
...担当は教育委員会じゃないんですね.
日本の子供たちの学力低下はひどいらしいですね.しかし,生物学的に考えれば,今の日本の教育システムが人間の子供という生体に与えている環境を見るだけで,わかるようなものなのに.
大脳,小脳,前頭葉.ドーパミンの出るタイミング,体と脳の疲れのバランス.
学習というものを考えるときは,いつもこれらがチェック項目です.
いつまでも「ゆとり」だとか,「しつけ」だとか,「きれる」だとか,そんな言葉で遊んでほしくないなぁと思います.
でもそういう私好みのアプローチの議論には全くなりませんでした.皆さん常識人ですね.
教育長の答弁では,読書量を増やすための働きかけをしているとか,学力向上拠点形成事業というのがあって,市内4つの小学校と2つの中学校がそれにあたっているそうです.
学力向上拠点形成事業には平成17年度は80億円超の予算がついているようです.あまり知りませんでしたが,どれくらい効果が出ているのか疑問ですし,例え効果があったとしても導入にあたっての不平等感を非常に感じます.
森しず子議員は「少人数クラスをもっと増やして...」とか言っていたような記憶があります.予算はどうするのでしょう?
ランチサービスについても,値段を下げずに質の向上を求めていました.現状のどこに改善点を見つけることができるのかを知ることが先だと思いますが.
そしてランチサービスの価格を下げたり,価格据置で質の向上だけに焦点が当たっていましたが,値段を上げてバリエーションを持たせる方が実際の需要はあるのではないかと思いました.私も激安の食事を取る生活がしばらくありましたが,他の学生の親から出た意見は値段を上げてもっといい食事にしてくれということだけでした.私なんかは最低レベルの食事でも何も不満はなかったのですけどね.結局両極端に意見が分離していくのが自然なので,最低レベルといいものを用意して,上のレベルのランチサービスからはしっかり儲けてもらって財源にまわしたらいいのにと思いました.
お金が払えない家庭にはランチサービスは半額補助しているそうですが,これはやめておいたほうがいいと思います.PTAが補助するのであればいいですが,利害が反しないところに適切で効率的な監査を置くことは不可能だからです.市がすべきことはランチサービスの枠組みの中でも他にあると思うのですが...
森しず子議員は6月議会以来の質問です.内容は前回からの釘刺しですが,それなら9月にこそやっておくべきことでした.
市長答弁は非常に短かったですが,「川岸光男市長が答えずしてどうする?」と思わせるようなレベルの質問ではなかったことが残念.
このままではいつまでも川岸光男市長にとって楽な議会になってしまいます.
それは結局,鈴鹿市民にとっての不利益につながることでしょう.
「川岸光男市長をいじめろ」と言っているわけではなく,答弁後の川岸光男市長が満足感から強い鼻息が出ていることがTVからでも感じられるような答弁を引き出す質問を求めています.
当然,議員の皆様は委員会や会派活動などでも忙しいことでしょう.
でも,4年で16回の定例会があることは,議員の皆様が今期のための市議会議員選挙に出馬される前からわかっていたことではなかったのでしょうか?
答弁から逃げているような川岸光男市長に対し,初日の最後の質問者が,3回目の質問で名指しで答弁者を指名するという荒業がありました.「こんなのありか〜!」と画面の前で声を出してしまいました.
打合せにあったのかどうかは知る由もありませんが,川岸光男市長はメモもなしにそれなりに答弁できていました.備えがなかったのか,答弁の内容は非常に薄かったですが,あれだけ話せるのなら心構えさえあればもっとしっかりした答弁ができるだろうという可能性を感じました.
ここのところよく見られる,あのいい加減な答弁で済まして部長たちに任せてしまうのも,鈴鹿市長として答えるべきところに対する嗅覚がないのを露呈してしまうのも,とどのつまり「心構え」がないからなのでしょう.
市長方針というにはあまりにもチンケすぎるあの答弁テンプレート.あれを使うことこそ「気がない」,「心構えがない」ということなのでしょう.
あの目に余る答弁の数々は,それぞれ鈴鹿市民への裏切りです.
その中で,あの答弁者名指しの質問は鈴鹿市への愛情ともいえるでしょう.
私もこれまでいろんな裏切りを受けてきました.やり切れない思いも多くあります.
でも,その裏切りがその者の心の弱さに起因するものなのであれば,いつかきっと許そうと考えています.
川岸光男市長!期待しとるから,ええ加減にしてくれよ〜!
あぁ,脱線してしまった.森しず子議員の今回の質問とそれに対する答弁に個人的に少しだけ不満だというのを書こうとしただけなのに...もう,朝か...
Last Modified: December 17, 2005
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