#97 鈴鹿市議会一般質問1日目(2005年12月9日)の2人目から
2005年12月13日 19:39
チョッキが素敵な伊藤寿一議員.
日時
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種別
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順序
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所属会派
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議員名
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タイトル
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質問時間 |
市長答弁時間 |
2005/12/9 |
一般質問 |
2
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公明党 |
伊藤寿一 |
- 歳出削減を目指し、全事業の見直しが必要ではないか
- 「高病原性鳥インフルエンザ」H5N1型に対する当市でできる感染防止対策は
- 環境施策の課題と対策について
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58分41秒
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8分56秒
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答弁からは,まだ鳥だけが死に,人間には感染しにくいという雰囲気ですねぇ.
ウイルスというのは細胞を持たず,増殖のためには...というメカニズムをこの場で語ることはやめておきますが,ウイルスの変異はもう確率だけの問題で,もうリーチがかかっている状態なのに,感染しにくい云々の議論の次に移らないといけないのではと思います.
私のひいばあさんは若いころにスペイン風邪だったかにかかって,奉公先まで親が死に水を取りにくるところまで行きました.あの時は日本でも38万人が死んだわけで,そのレベルを想定したシミュレーションは現在では全くできていない不安な印象を受けました.
そういえば,市長の答弁は長かった割には印象は薄かったですね...いつものテンプレートとワイドショーの解説もどき...
「こんにちは」の挨拶がとってもソフトな中村議員.
日時
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種別
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順序
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所属会派
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議員名
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タイトル
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質問時間 |
市長答弁時間 |
2005/12/9 |
一般質問 |
3
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市政同志会 |
中村浩 |
- F1の継続開催について
- 地区市民センターと公民館の一元化についてのパート4
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57分36秒
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3分28秒
5分3秒
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市長答弁...自分が足を運んだことなんですからもっともっと語ってもらわなければ,と思うのですが.
あの様子だとやっぱりだめだったんでしょうかねぇ.
さて,パート4まで来ていますが,市民センターと公民館の一元化についての無駄省きのための追求は,今議会でも中村浩議員によってなされました.というのも,本当に全く進展がないのです.
生活安全部長の答弁の直後,中村浩議員の2回目の質問のときに私達鈴鹿市民の視聴者がいつも感じていることを言ってくれました.
「2つ目の一元化の答弁については,はじめに議長にお願いがございます.それは,私は議会のルールにのっとり,限られた60分の時間内で真剣な議論を展開させていただきますが,今の答弁では,必要ない重複部分があまりにも多すぎて,単なる答弁者の時間稼ぎとしか映りませんので,重複部分は極力省くことの指導を議長から行政にお願いいたします.議長,いかがでございますか?」
よく言ってくれたと思います.議会中継をみている人達の間では周知の事実ですが,こういう形で改めて問題点をあらわにするという必要はあったのではないかと思います.そうでないと,ぱっと見ただけの市民は気づかないでしょう.
ちょうど今日(2005/12/13),別の議員の質問に対する答弁を聞いていたら,家族から「鈴鹿市の答弁って,なんか同じことばっかり繰り返し言うのね.なんか言い訳を水増しして言葉で誤魔化しているばっかりやね」と言われました.そんなに議会中継をみているわけではないのにいきなり核心に触れていたのでびっくりしました.でも自然体で聞いていたらそれがすぐに感じ取られるのが,鈴鹿市の答弁なのですね.私のようにこの異常な状況を普通と思うようになりつつあることこそ,行政側の思うツボなのかもしれません.読者の皆様もお気をつけください.一般質問3日目でこれですから,結局,中村浩議員の要請は聞き入れられていませんでしたね.
さて,山本孝議長の切返しです.
「中村議員に申し上げます.一般質問は,市行政全般,市長はじめ執行部に対することだと思います.ただ今,中村議員が議長に対して...」
ここでマイクが切れました.誰かが切ったのでしょうか?議長マイクがうまく動作しないのは初めて見ました.
これが鈴鹿市のすることなのでしょうか?
聞き取れる範囲で起こしてみます.
「ただ今,中村議員が議長に対して,このようなことが出た場合に私は所信といたします.見解を求めなければと,..別の場で」
あまりはっきり聞き取れないですね...とりあえずこのように聞き取れたというだけで,修正は必要なのかもしれないです.
「そうせい,そうせい」と誰かが言っているようでした.
中村浩議員 「はい,ありがとうございます.それでは答弁をいただきましたので...」
誰かがいいました.「答弁やないやんけ」
中村浩議員の2回目の質問の終わりには,これまた挙手なしに「議事録精査せぇ,議事録精査せぇ...」
あの声は多分...
こういう場合は,挙手したら議長は指名してくれるのでしょうか?だったとしたら,それこそ議事録に残るようにあのようなコメントも発言として残してほしいですね.
2回目の質問に対する答弁で生活安全部長が自ら言ってしまっています.鈴鹿市の職員は信用できないと.
業務に慎重を期すことなど当たり前で,そこをきっちりすることこそ仕事というのだと思うのですが,そういう意味では鈴鹿市の職員の中には仕事をしている方が少ないのですね.
それでは何をしているのでしょう?
以前から私が言っているように,「仕事をしている気になっている」ということなのでしょう.
自身に対してこの言葉を甘んじて受け止めるわけにはいかない鈴鹿市職員がいることを望みます.
リスクのないところには責任もないわけで,リスクマネジメントしながら責任を負う仕事をやってこそ価値が生まれるのですから,心ある職員の皆様にはご自身の価値を高める仕事をしていただきたい.期待できる人はたくさんいると思うのですが.
2回目の質問への答弁を生活安全部長が終え,さて3回目の質問を中村浩議員が!と期待していたところに,水入りです.
川岸光男市長が挙手して,F1のことを話し出しました...あぁ,この流れの中でこれは...邪魔すぎです.
この60分は中村浩議員と生活安全部長とのバトルトークが中心だったのに...
中村浩議員,F1の話は質問の大きなタイトルに入れなかったらよかったかもしれないですね...
川岸光男市長の答弁の最後に「一元化」について議論の外からのコメントが...イマイチ,中身がなかったですな...
川岸光男市長の2回目以降の質問に対する答弁は,それ自体はめったとないことですが,なかなか誠意を感じられます.
でも中身が伴ってきてほしいです.誠実さは感じますが,もっと核心に迫ってきてもらいたいですね.
最後,3回目の質問の冒頭,川岸光男市長にハッパをかける中村浩議員.でもやっぱり対生活安全部長とのやり取りになりました.
そして,それに応じる生活安全部長.
パート5も絶対ありそうですね.今度はそれ1本で質問してもらいたいです.
中村浩議員の地盤の長太の人達.筋の通らないお願いを中村浩議員に持っていかないようにね.
ところで教育長はこの議論に絡まなくてもよいの?と毎回疑問なのですけど.
日時
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種別
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順序
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所属会派
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議員名
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タイトル
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質問時間 |
市長答弁時間 |
2005/12/9 |
一般質問 |
4
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公明党 |
高橋亨 |
- フェロシルト汚染について
- 建築廃材の木くず処理について
- アスベスト対策について
- 市営住宅の管理運営について
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58分51秒 |
1分55秒 |
建築廃材の件ですが,杉本信之議員が以前からずっと追求していた件ですね.産業振興部長の答弁も今までどおりのものでした.全く進展していないのですね...というか,そもそも行政側にやる気全くなしですね.高橋亨議員は鈴鹿市に頼らず三重県にアプローチしていくようです.こういうときには公明党という組織があるとツーカーですね.違うのかな?
三重県で公明党というと杉之内昭二県議がすぐに頭に浮かびます.自民・無所属・公明議員団ですね.第2会派ですが,こういう環境がらみだと最大会派も乗ってこない理由はありませんから,ひょうひょうと逃げ続けた鈴鹿市が捕まるのは時間の問題かもしれないですね.それにしても鈴鹿市の行政には市民を守るという意識はないのかなぁ...
日時
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種別
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順序
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所属会派
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議員名
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タイトル
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質問時間 |
市長答弁時間 |
2005/12/9 |
一般質問 |
5
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政友会 |
大杉吉包 |
- 工業団地の新設について
- 団塊世代の就農支援について
- 新しい都市計画制度について
- 青少年対策推進本部の活動状況について
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46分57秒 |
6分10秒 |
気づいたことがあります.タイトル項目が増えると市長答弁も伸びます.オーバーヘッドが大きいということでしかないですが...
日時
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種別
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順序
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所属会派
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議員名
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タイトル
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質問時間 |
市長答弁時間 |
2005/12/9 |
一般質問 |
6
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すずか倶楽部 |
原田勝二 |
- 安全で安心なまちづくりについて
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51分38秒 |
4分21秒
3分23秒 |
教育長からの答弁が多くなる質問はいいですね.
原田勝二議員の「小学校には毎年毎年小学1年生が入ってくる」という注意喚起は良かったと思うと共に,教育の場とは気の抜けない難しいところなのだなと感じました.
ところで,原田勝二議員に負けました.原田勝二議員はもう既に一般質問の報告をWeb上に公開しています.
原田勝二のWebページ
http://www.mecha.ne.jp/~shoji-h/
次は負けない...
鈴鹿市議会一般質問初日(2005年12月9日)の川岸光男市長の答弁時間は6人の質問に対して35分5秒.
多くなったと素直に喜んで良いと思いますか?
鈴鹿市議会一般質問1日目(2005年12月9日)の森しず子議員
2005年12月12日 0:38
トップバッターは誰が呼んだか「鈴鹿のしずちゃん」,森しず子議員でした.
日時
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種別
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順序
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所属会派
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議員名
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タイトル
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質問時間 |
市長答弁時間 |
2005/12/9 |
一般質問 |
1
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公明党 |
森しず子 |
- AED(自動体外式除細動器)の進捗状況と今後の整備計画について
- 鈴鹿市の児童生徒の学力の現状とその取り組み状況について
- 鈴鹿市子ども読書活動推進計画の策定、その後の進捗状況について
- ランチサービスの現状と今後の取り組みについて
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49分48秒
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1分49秒
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市長答弁みじかっ!
完全に消防長と教育長のための露払いですね.
もっとも消防長と教育長の両人は,私から見ても,近しい人から聞いても,なかなか個性豊かで誠実な人だということですし,難しい立場なのに悪くない答弁が出てくることからも,露払いがあってもよい方々ですが...
相撲の露払いは気に入った力士を選ぶことができるんですけどね.
まぁ,毒づくのはこのあたりで押さえにかかります.
AEDですが,これが昔にあったらなぁとつくづく思います.というのも私は友人をひとりプールで亡くしているからです.溺れたのではなく,心臓麻痺でした.残念な思い出です.愛・地球博で3人も助かったそうです.答弁は私の大好きな消防長がされました.
...担当は教育委員会じゃないんですね.
日本の子供たちの学力低下はひどいらしいですね.しかし,生物学的に考えれば,今の日本の教育システムが人間の子供という生体に与えている環境を見るだけで,わかるようなものなのに.
大脳,小脳,前頭葉.ドーパミンの出るタイミング,体と脳の疲れのバランス.
学習というものを考えるときは,いつもこれらがチェック項目です.
いつまでも「ゆとり」だとか,「しつけ」だとか,「きれる」だとか,そんな言葉で遊んでほしくないなぁと思います.
でもそういう私好みのアプローチの議論には全くなりませんでした.皆さん常識人ですね.
教育長の答弁では,読書量を増やすための働きかけをしているとか,学力向上拠点形成事業というのがあって,市内4つの小学校と2つの中学校がそれにあたっているそうです.
学力向上拠点形成事業には平成17年度は80億円超の予算がついているようです.あまり知りませんでしたが,どれくらい効果が出ているのか疑問ですし,例え効果があったとしても導入にあたっての不平等感を非常に感じます.
森しず子議員は「少人数クラスをもっと増やして...」とか言っていたような記憶があります.予算はどうするのでしょう?
ランチサービスについても,値段を下げずに質の向上を求めていました.現状のどこに改善点を見つけることができるのかを知ることが先だと思いますが.
そしてランチサービスの価格を下げたり,価格据置で質の向上だけに焦点が当たっていましたが,値段を上げてバリエーションを持たせる方が実際の需要はあるのではないかと思いました.私も激安の食事を取る生活がしばらくありましたが,他の学生の親から出た意見は値段を上げてもっといい食事にしてくれということだけでした.私なんかは最低レベルの食事でも何も不満はなかったのですけどね.結局両極端に意見が分離していくのが自然なので,最低レベルといいものを用意して,上のレベルのランチサービスからはしっかり儲けてもらって財源にまわしたらいいのにと思いました.
お金が払えない家庭にはランチサービスは半額補助しているそうですが,これはやめておいたほうがいいと思います.PTAが補助するのであればいいですが,利害が反しないところに適切で効率的な監査を置くことは不可能だからです.市がすべきことはランチサービスの枠組みの中でも他にあると思うのですが...
森しず子議員は6月議会以来の質問です.内容は前回からの釘刺しですが,それなら9月にこそやっておくべきことでした.
市長答弁は非常に短かったですが,「川岸光男市長が答えずしてどうする?」と思わせるようなレベルの質問ではなかったことが残念.
このままではいつまでも川岸光男市長にとって楽な議会になってしまいます.
それは結局,鈴鹿市民にとっての不利益につながることでしょう.
「川岸光男市長をいじめろ」と言っているわけではなく,答弁後の川岸光男市長が満足感から強い鼻息が出ていることがTVからでも感じられるような答弁を引き出す質問を求めています.
当然,議員の皆様は委員会や会派活動などでも忙しいことでしょう.
でも,4年で16回の定例会があることは,議員の皆様が今期のための市議会議員選挙に出馬される前からわかっていたことではなかったのでしょうか?
答弁から逃げているような川岸光男市長に対し,初日の最後の質問者が,3回目の質問で名指しで答弁者を指名するという荒業がありました.「こんなのありか〜!」と画面の前で声を出してしまいました.
打合せにあったのかどうかは知る由もありませんが,川岸光男市長はメモもなしにそれなりに答弁できていました.備えがなかったのか,答弁の内容は非常に薄かったですが,あれだけ話せるのなら心構えさえあればもっとしっかりした答弁ができるだろうという可能性を感じました.
ここのところよく見られる,あのいい加減な答弁で済まして部長たちに任せてしまうのも,鈴鹿市長として答えるべきところに対する嗅覚がないのを露呈してしまうのも,とどのつまり「心構え」がないからなのでしょう.
市長方針というにはあまりにもチンケすぎるあの答弁テンプレート.あれを使うことこそ「気がない」,「心構えがない」ということなのでしょう.
あの目に余る答弁の数々は,それぞれ鈴鹿市民への裏切りです.
その中で,あの答弁者名指しの質問は鈴鹿市への愛情ともいえるでしょう.
私もこれまでいろんな裏切りを受けてきました.やり切れない思いも多くあります.
でも,その裏切りがその者の心の弱さに起因するものなのであれば,いつかきっと許そうと考えています.
川岸光男市長!期待しとるから,ええ加減にしてくれよ〜!
あぁ,脱線してしまった.森しず子議員の今回の質問とそれに対する答弁に個人的に少しだけ不満だというのを書こうとしただけなのに...もう,朝か...
Last Modified: December 17, 2005
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