#100 価値化

2005年12月20日 23:14

掲示板の633番目のベルさんへの返事を書いていたら，結構私の思想に触れる点が出てきましたので，記事化します．

> ありがとうございました。陳情はあげる予定です。
> 役所に直接言っても、「それは、市にとってメリットがありますか？」と。
> 「お金が入らないとやらないということですか？」と聞くと「そうです。」と捨て台詞で言われました。
> あれから７ヶ月・・・何度考えても、納得がいかない。
> 「メリット」は市が受けるものではなく、市民が受けるものだと思うのですが。

「市へのメリットが市民へのメリットであることが非常に懐疑的である」
それが市民の不信感につながっているのでしょう．悪循環ですね．
更に悪いことにベルさんの応対に当たった職員の対応は非常にまずいものだったと思います．
やるやらないを職員が判断することは出すぎた行為だと思います．
外に向けてはふところ深く，内に向かっては妥協なく，というのはサービス業である限り目指してほしいですね．
もっともサービス業であるということを認識していない職員が多いのかもしれないですが．．．
トップの姿勢が影響しているのかもしれないですね．

自称市長に近い人間が嘆いていました．
「給料はもろとるようではだめや」と．
まったくその通り．
これはこれまでの経歴を言っているのではなく，今の姿勢がそう言わせているのでしょう．
もっと貪欲に市民のニーズを吸い上げて，体系化して，アクションを起こさないと！
みんなが集まっているところには酒宴以外で顔を出さず，市の予算を使って車座懇談会をしても，やってることはピントが外れたことばっかりで，不祥事があっても部下を怒ることもできず．．．

ベルさんの納得いかない腹立たしい7ヶ月．
でも7ヶ月では済まないこともたくさんあると思います．
川岸市制がもうあっというまに32ヶ月です．
ひょっとしたら，もう既にカワギシズムは鈴鹿市職員全体に行き届いていたのかもしれないですね．
それがこれ？
違うと言ってよ，川岸さん！

「お金が入らないとやらない」というのは責任の所在がはっきりしないからです．
責任の所在がはっきりさせられないのは，十分な責任を与えられていないからです．
十分な責任を与えられないから，仕事に自由度が少ないのです．
仕事に自由度が与えられないのは，トップが部下を信用していないからです．
会計にはお金を借方貸方で紐付けしていくやり方がありますが，お金(予算)を更に抽象化してた価値の借方貸方を考えて紐付けしていくと，実に簡単な話ですね．
結局はトップの責任なのです．
自由と責任は表裏一体というよりも同じものだと考えています．

「お金が入らないとやることができない」というのは，トップが責任を裾野まで与えていないから．
「お金が入らないとやらない」というむかつく言葉は，その職員が与えられた自由度と最小限に抑えると同時に責任を放棄することから来たもので，本来消費される責任と自由はそのまま残り，その職員の「楽した」という怠惰をプラスしたものが，市民であるベルさんの不満で落とされたということになりますね．

日本として3度目の通貨のデフォルトはもうすぐかもしれないですが，市民にたまった不満は4年に1回のデフォルトを強いられます．
ベルさんや私達にたまった不満がデフォルトによってチャラにされないためにも，私達は不満の持つ価値から現在流通している価値へとメディア変換しないといけないです．
変換法が確立されていない現在は市民の手探りの努力という開発費が必要ですが，私は私なり考え協力者を募って開発費の投入をしています．
ベルさんも読者の皆様もぜひご協力ください．

鈴鹿市自治会リスト
http://www.mecha.ne.jp/~business/doc/0094-200512080035-The_List/

これ↑もそのためのものです．
残り49自治会ですが，私が実際に聞いたことがないために「町」にしても「まち」なのか「ちょう」なのかがわからないですし，濁点がつくのかつかないのか，その土地特有の呼び方になっていないのか，などで踏み込めていません．
60, 61なんて「まりがの」なのでしょうが，歴史的な場所だけに「東部・西部」をそのまま読んでいるのかどうか自信が持てていません．
これができたら面白いことをやろうと考えています．
聞き覚えのあるところだけでも大変助かりますので，是非，ご協力ください．

> ターキーさんにもっと詳しく話を聞いてほしい気分です。

私はおしゃべりな人間なのでいつまでもあらゆる話題のことを話し続けてしまいます．
きっとベルさんは体力が尽きた先に後悔することでしょう．
この掲示板で他の皆さんの意見も聞きながら楽しく議論するのがおすすめです．

実は今回の記事がこのサイトでの通算100話目の記事になりました．

読者の皆様のおかげです．

皆さんの愛する街に魂を．

[会派・議員Webサイト トップページ更新情報]

1. 2005/12/20 22:25:09 TOP - 鈴鹿市議会議員 森川ヤスエの活動報告サイト
2. 2005/12/20 00:05:42 原田勝二のWebページ
3. 2005/12/19 11:54:18 南条ゆうじ後援会
4. 2005/12/19 11:47:17 衆議院議員　中川正春

私はコミュニストではありませんが，森川ヤスエ議員のページはよく更新されるのでよく見ています．沖縄出身だったのですね．